住宅ローンの返済と教育費の支出は重なっても大丈夫?
現在は、以前のような年功序列による賃金アップを前提にした返済計画は立てづらくなってきています。
こうした状況のなかで、住宅ローンをぎりぎりで組んでしまうと、返済中に、子供の教育費のピークが重なってしまった場合、収支のバランスがとれなくなるということが考えられます。
なので、無理のない返済を行っていくためには、子供の教育費のかかる時期を考慮に入れたうえで、返済額を計算しなければなりません。
具体的には、子供が小さいときなど、教育費のあまりかからない時期にローンを多く返済するとった工夫が必要です。
教育費は住宅ローンと同様、長期にわたって家計のなかで大きなウェートを占めるものです。特に学校の初年度には、入学金などまとまったお金がかかるので注意したいところです。
老後はどうする?
住宅ローンの返済について考える際には、老後のことも視野に入れる必要があります。
現在は年金危機といわれているように、将来年金だけで暮らしていけるのかどうかはわからない不安定な状況です。
なので、ある程度の蓄えを考えておく必要がありますし、退職金についても、ローンの残債を支払ってしまったら残らないというのでは問題があります。
少なくとも、定年後に過大なローン負担は残さないようにしたいところです。 |