準難燃材料というのは、火災の際に、発生する煙やガスの量が多く、また燃える際に溶けるといった点で、難燃材よりも防火性能に劣りますが、難燃材と同等に燃えにくい材料のことをいいます。 準難燃材料は、アーケードや屋根の採光窓に使用されるケースが多いです。 なお、準難燃材料も、不燃材料や準不燃材料と同じように、国土交通大臣によって認定されています。 ちなみに、代表的な準難燃材料としては、網入硬質塩化ビニル板やポリカーボネート板などがあります。
準難燃材料は、燃え広がるという点では危険がありますが、使用場所が限られているのであれば、煙やガスが出ても避難上それほど危険ではありません。 また、穴があいても屋根裏に溜まった煙を外へ逃がす効果があります。 このような理由から、準難燃材料の使用が一定の面積の範囲内において認められています。
代表的な準難燃材料としては、次のようなものです。 ■ポリカーボネート板 ■網入硬質塩化ビニル板...など