はじめての住宅ローン入門その1



住宅ローン控除とその条件は?

住宅ローン控除とは?

住宅ローン控除というのは、10年以上の住宅ローンを利用して住宅を購入した場合などに、確定申告をすると所得税が軽減されるというものです。

住宅ローン控除では、敷地分も含めた住宅ローンの年末残高に一定の控除率を掛けた金額が、10年間または15年間控除されます。

といっても、税額控除ですから、その年に納めた所得税の範囲内でしか控除されませんので注意してください。わかりやすくいうと、次のようになります。

<住宅ローンで控除される金額>
次の金額のうち、どちらか少ないほうの金額です。
■住宅ローンの年末残高
■その年の所得税額

住宅ローン控除の住宅の条件は?

住宅ローン控除の住宅の条件は、次のようになっています。

■床面積が50u以上であること
※登記簿上の面積です。

■中古住宅の場合は、一定の耐震基準を満たすものであること。

■増改築の場合、居住用部分の工事費が、総額の2分の1以上で、100万円を超えるものであること。また、工事後の床面積が50u以上であること。

■一定の条件を満たす耐震改修工事

■平成19年度からは、次のような工事費30万円超の一定のバリアフリー工事も対象になります。年末ローン残高の2%(バリアフリー改修工事相当分、その他の増改築工事は1%)が5年間工事されます。

・廊下の拡幅
・浴室改良
・手すりの設置

住宅ローン控除の本人の条件は?

住宅ローン控除の本人の条件は、次のようになっています。

■住宅を新築・購入した日から6か月以内に入居していること。また、控除を受けようとする年の年末まで、引き続き居住していること。

■控除を受けようとする年の年間所得金額が、合計で3,000万円(給与収入のみの場合は約3,336万円)以下であること。
※これを超える年は控除が受けられません。

■居住した年とその前年、前年々、翌年、翌々年(通算5年間)に「3,000万円の特別控除」や「居住用財産の買い換え特例」などの適用を受けていないこと。

住宅ローン控除のローンの条件は?

住宅ローン控除のローンの条件については、次のようになっています。

■住宅ローンは、返済期間が10年以上のものであること。
■その全額が住宅の購入や新築、増改築に使われるものであること。

住宅ローン控除の控除率は?

平成19年末までの入居の場合、控除期間10年の控除率は次のようです。

1〜6年目
⇒ 1%

7〜10年目
⇒ 0.5%
平成19年から登場した控除期間15年の控除率は次のようです。

1〜10年目
⇒ 0.6%

11〜15年目
⇒ 0.4%


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