銀行の住宅ローンの審査において、収入についてはどのような点を重視するのですか?
銀行の住宅ローンの審査で収入については、次のような点が重視されます。
■住宅ローンを組む人の年収
サラリーマンは税込の年収(額面)、自営業者は税金を計算する際の基になる所得が見られます。
一般的な下限は200〜400万円ですが、これはあくまでも目安になります。
ちなみに、基準に満たない場合には、妻に収入があればそれも合算して申込むこともできます。
■返済比率
返済比率というのは、年収に対する住宅ローンの年間返済額の割合のことですが、次のような算式で求めます。
⇒ (年間住宅ローン支払額+その他のローン)÷税込年収
この返済比率は、金融機関がローンの上限を決定する際の目安になりますが、一般的な上限は35〜40%程度です。
なお、ある程度ゆとりのある返済を考えると25%程度、理想的には20%程度までがベターと言われています。
例えば、年収400万円で、年間の住宅ローンの返済額の合計が120万円だとすると、120万円÷400万円=30%ということになります。
ちなみに、このときの年間返済額を求める際の金利は、借入金利ではなく審査金利なので注意が必要です。
なお、年間返済額の審査金利については、現在は4%程度というところが多いようです。 |