返済期間の長い方がよいのでしょうか? 
                    同じ金額の住宅ローンを組むのであれば、返済期間を長期にした方が毎月の返済額は少なくなります。 
                         
          また、フラット35などの「月収が毎月返済額の4倍以上」という基準も満たしやすくなり、借りられる金額も多くなります。 
           
          そのため、住宅ローンを組む人は、月々の負担をできるだけ軽くして多くの金額を借りようと長期返済にする傾向があります。 
           
          しかしながら、返済期間を長くすると、その分利息がかさみ総返済額はふくらみます。 
           
          確かに長期で借りれば毎月返済額は軽くなりますが、長い目で見た場合には短期返済が有利となりますので注意したいところです。 
                     
                    完済年齢はいつ? 
                    返済期間を検討する際に注意したいのは完済年齢です。 
                         
          最長返済期間35年を選択した場合、返済が終わると自分はいったい何歳になっているでしょうか。 
           
          退職後に何年間どれくらいの住宅ローンを返済することになるのか、退職後も返済を続けていけるのかについての検討が必要になります。 
           
          これからの時代は退職金で残債を一括返済するというのを当てにするのは大変危険ですから、定年までに完済できる返済期間が理想的です。 
           
          なお、フラット35では返済期間を15年以上1年単位で選択することが可能ですから、ライフサイクルに合わせて、無理・無駄のない返済期間を選択するようにしたいものです。  |