フラット35では住宅の質に違いがあるのですか?
フラット35は、住宅に一定の質を求められるという点で、民間金融機関の他の融資とは異なります。
というのは、住宅建設、住宅購入(新築・中古)の手続きの中で、検査機関に工事検査※の申請を行い、すべての検査に合格して「適合証明書」の交付を受け、これを金融機関に提出することで融資が可能となるからです。
ちなみに、検査機関は、全国を対象とする日本建築センターなど8機関、一部を対象とする各地の建築指導センターなど115機関があります。
ただし、検査機関によっては営業地域が決まっていたり、遠隔地では料金の加算が必要な場合もありますので、事前の問い合わせが必要です。
なお、住宅検査の手数料は利用者負担で、金額は検査機関により異なります。
※設計審査・現場審査
一戸建て住宅とマンションの検査は?
一戸建て住宅は、設計審査、現場審査(中間)、現場審査(竣工)の3回、マンションでは、設計審査、現場審査(竣工)の2回行われます。
一戸建ての場合は、設計・中間・竣工の審査で5万円前後が必要になります。
中古住宅の検査は?
中古住宅は、検査機関による審査や適合証明技術者が、融資の対象として適切かどうか、書類調査と現地調査をして判断します。 |