| 審査が通りにくい人というのはどのような人ですか? 金融機関の審査が通りにくく、融資を受けづらいのは次のような人です。
 ■健康面に不安がある人
 健康状態が悪く、団体信用生命保険に加入できない人は難しいです。
 
 ■現在、他に債務がありそれを合計すると負債比率が高くなる人
 ・金融機関では、一定の割合の負債比率(年間返済額が税込年収の30%以下など)を定めています。
 ・負債比率というのは、前年の税込年収に対する今回の住宅ローンに他の負債※をあわせたもののことです。
 ・また、負債比率をクリアしていても、債務の目的が不健全なものではないかという点もチェックされます。
 ※車のローンやカードローンなどです。
 
 ■クレジットなどの滞納暦がある人
 金融機関では、各地の銀行協会に設置された個人信用情報センターに集められた情報から、過去のクレジット歴※をチェックします。
 ※延滞や差し押さえなどです。
 
 ■勤続年数が短い、または安定した勤務先を持っていない人
 ここでは、現在の収入が安定したものと判断できるかどうかが重要なので、例えば、リストラなどが原因で再就職先の勤続年数が短い場合などでは、前勤務先の勤続年数を通算して、総合的に判断されることもあるようです。
 
 実際の審査はどのように行われるのですか? 実際の審査の流れですが、まず、銀行のホームページで所定の画面で必要項目を入力し電子メールなどを送ると、取り扱いの可否がすぐに診断されます。
 その結果に応じて「住宅ローン事前審査申込書」が郵送されてくるので、これにより事前審査を受けます。
 
 事前審査の結果、利用要件に該当すれば、ローンの申し込みを行うことができます。
 
 ちなみに、フラット35の融資の主体は民間金融機関ですが、金融機関には住宅ローン債権を住宅金融支援機構に買い取ってもらえるという安心感があるため、融資は比較的実行されやすいといえます。
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