表示登記というのは、不動産登記簿の表題部になされる登記のことをいいます。
土地と建物については、次のように表示されます。 <土地> ■所在 ■地番 ■地目 ■地積 <建物> ■所在 ■家屋番号 ■種類 ■構造 ■床面積...など
不動産登記簿の表題部に一定の事項を記載することにより、不動産の客観的現況をそのまま公示し、権利に関する登記が、正確かつ円滑に行われることが期待できるからです。
表示登記の申請人は、原則としてはその所有者(所有権登記名義人)です。 しかしながら、表示については、職権主義がとられていますので、登記官に実地の調査権があります。 これは、登記の際に、登記所に出頭する必要がないこととあわせて、権利の登記と大きく異なります。